今回紹介させて頂く書籍は
「せっくすのえほん」です
子どもの未来社が2001年に出しています
2019年に絵が新しくなって
新たに出版されたようです
(この絵本は古い絵のものです)
お勧め度 ★★★★★
就学前/小学校低学年の子どもにも
わかるように、とても簡単な言葉と絵で
書かれています。
外性器(陰茎や膣)
内性器(精巣/子宮・卵巣)
そしてせっくす、妊娠、出産について
いらないことは書かず
でも事実をしっかり書いてあります
就学前/小学校低学年の子どもに
性教育をしようと思った際に
とても役立つ本だと思います
ただし、この本のレビューなどをみると
結構散々なことが書かれています
「図書館にありました。
この言葉を覚えたせいで子供が幼稚園で
「セックスで子供ができる」と得意げに連呼。
しかも前々からママ友の赤ん坊を見ては
言っていた「赤ちゃんほしい」という言葉に、
今度は「セックスすれば赤ちゃんできる」
「私もしたい」が加わり、しかも
「じゃあパパとセックスする」とまでほざきだして
我が子ながら気持ち悪さに怒りで手が震えます。
もう親の教育だけで黙らせることができる範囲の
好奇心ではなくなりました。
内容的に幼児向けだと思いますが、
知識欲旺盛でしかも友達や大人に
それをひけらかしたい中途半端な年頃を
対象にするにしてはあまりにも悪書だと思います。」
「図書館にあり、6歳の子供が読んで欲しい、
と持ってきました。
性教育にさしたる意見はないのですが、
絵も内容も稚拙すぎます。
タイトルもなんとかならなかったのでしょうか。
導入から結末までの展開が強引で、
6歳の子供が読んでも疑問ばかりが湧くようで、
親もどこまでをどのように話すべきか困惑しました。
読むに値するものかと聞かれれば否、とします。」
といったような感じです。
この感想のようなことは
とても悲しいことですが、現在の日本では
よく起きているのではないかと思います。
親がきちんとした性教育をせず
子どもに絵本を読ませた場合に
このようなことは起きます
なので正直に書きますが
「性教育を子どもにできない/したくない」
「性教育を本に任せてしまおう」
と思う方は買わない方がいいと思います。
この絵本を読む前と後に
親子での対話することが必要です
この絵本を読む前に
「水着ゾーンの大切さ」
「プライベートなことであり
外では話さない事」
「どうしてこのことが大切なのか」
など色々と対話することが必要です
そして読んだ後も
「○○が生まれてきてママは嬉しかったよ」
ということや
「とっても大切なことだけど
水着ゾーンのことだから
外では話しちゃダメだよ」
といったように様々な対話が必要です
うちの息子が4歳の時に初めて読み聞かせました。
その後の反応は
「お父さんとお母さんは結婚したの?」
→結婚式の写真をみせて色々話しました
(とても楽しそうに見ていました、そして
ぼくはどこにいるの?まだいないのか。
などとつぶやいていました)
「ママが頑張ってぼくを産んだの?」
→そうよ、ママもとっても痛かった。
でもあなたも頑張ったんだよ
頑張って、外に出てきてくれて
とっても嬉しかったのよ
「せっくすしたら次の赤ちゃんができるの?」
→ママとパパがせっくすしたらできるかも
しれないね。できるかどうかは誰にも
わからないのよ。あなたとあなたの弟が
私達の子どもになってくれてすごく幸せだよ
「男と男では赤ちゃんはできないの?」
→そう、男と男では今の所赤ちゃんはできない。
でも、男が男を好きになっちゃダメって
ことではないのよ。あなたが男を好きに
なるかもしれないし、男の人に好きって
言われるかもしれない。でもそれは
自然なことだから、好きなら好きでいいの。
などなど、ここには載せられないくらい
沢山沢山、色々な話ができます。
そして本を読む前と対話の最後に必ず
「これは水着ゾーンの話だから
家の中だけで話そうね。
外では絶対に話さないこと。
何か聞きたくなったら、ママかパパに聞いてね」
と必ず伝えます。
「水着ゾーン」という合い言葉は
就学前から性教育をしていく時に
とてもとても大切になります。
また「水着ゾーン」についても
機会があれば書かせてもらいますね。
「せっくすのえほん」は、こどもに
「性教育をしよう!」と思っている方には
とても助けになる本ですし、この本をきっかけに
沢山の話が子どもとできると思います。
さらに言えば、子どもから
「赤ちゃんってどうやってできるの?」
と、聞かれた時に曖昧に答えるなら
この絵本を読んでもいいような気もします
もちろん子どもの様子を見てですが・・・
お勧め度は ★★★★★
ただし、子どもと対話ができない場合は
お勧め度 ☆☆☆☆☆
になります。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。
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